あるきながらあるき⑥コアコレクティブ
温暖化の影響で近年氷が少なくなってスエズ運河使うよりお得な航路とのこと。そんで、この利便性をアメリカとロシアで争ったりしている。
雨降ってきたから散歩どないしよかなぁ。と思ったが、むしろ、歩いてやる。いやどうしよう。と迷っているうちに止んだ。ので、ひょこひょこ雨上がりを歩くことに。
人類学者のティムインゴルドがこのお天気世界で我々は生きているみたいなことを言っていた。お天気世界とはなんともほのぼのとした表現でとてもいい感じがする。
どうしたってお天気の影響は受けざるを得ない身体だ。
水たまりを見つけてはそこに入る。
そのためにわざわざ長靴を履いてきた。誇らしげである。当たり前だが長靴は中が濡れない。万能感。無敵感。
何かの映画の中の沖縄戦のインタビューを思い出す。少年兵にぶかぶかの長靴と制服を渡した伍長が命令する。この服装に体を合わせろと。
雷が遠い。セミも急に鳴き始める。気温は一時的に下がってとても気持ちがいい。二駅歩いたから、電車で帰る。